学校法人 江戸川学園

事長メッセージ

「人間としての優しさに満ち、普遍的な教養と
時代が求める専門性をもって社会貢献できる人材」の育成

学校法人江戸川学園 理事長 木内 英仁

学校法人江戸川学園

理事長 
木内 英仁(KIUCHI Hideto)

江戸川学園は、昭和6(1931)年に城東高等家政女学校として開校以来90年を超える歴史を有します。
当初は、女子教育という観点から「教養ある堅実な女性の育成」を教育理念とし、その具体的な指針として「誠実」「明朗」「喜働(※)」(※「喜働」とは、喜んで働く、働くことを喜ぶということを意味し、役に立つことを通じて喜びを見出すという創設者の願いが込められた造語。)が掲げられました。その教育理念は戦後の学制改革後の江戸川女子中学・高等学校に引き継がれました。
その後新たに、男女共学の江戸川学園取手中・高等学校、江戸川大学総合福祉専門学校(平成29(2017)年江戸川学園おおたかの森専門学校に改称)、江戸川短期大学(平成19(2007)年閉学)、江戸川大学、江戸川学園取手小学校を開設し、令和5(2023)年6月時点で4キャンパスに7校を擁し、合計で約7千名を超える学生・生徒・児童が学んでおります。
こうした総合学園への発展に伴い、創設当初の教育理念を発展的・普遍的に高め、社会において自立できる人材の育成を教育の最終的な目標とし、総合的に「人間としての優しさに満ち、普遍的な教養と時代が求める専門性をもって社会貢献できる人材」の育成を目指しています。とりわけ、時代が令和となるにつれ益々重要度が高まり、かつ急速に進展・発展している 高度情報化や国際化などに象徴される社会状況に対応すべく、未来の社会に必須のシステムインフラの構築に積極的に貢献することや、国際社会の中でわが国の発展に寄与するため国際的な視野の涵養を図ることなど、これからの社会に必要な人材を育成することが学園の使命である、と考えています。
令和4(2022)年度は新型コロナウィルス感染症の影響も限定的となり、安全面の配慮は継続しつつ、各学校にて、高度情報化や国際化に向けた様々な取組を行いました。江戸川大学では、学生全員にノートパソコンを貸与して情報処理技術と応用能力の向上を図り、基礎・教養教育センターを通じて英語力の強化を図りました。江戸川女子中学・高等学校では、オンラインも取り入れた英会話授業の充実や1年間の留学を単位認定する制度により欧・米・豪州などに生徒を送りだしました。江戸川学園取手中・高等学校においては、平成26(2014)年4月の江戸川学園取手小学校開校により茨城県初の小中高12ヵ年一貫教育校となったことを受け、修学期間を通しての英語教育やICT教育、更にはビジネス関連の学外コンテストにて複数の全国大会出場を果たしました。江戸川学園おおたかの森専門学校では、地域における福祉人材の育成を目指し、わが国の福祉分野への就職を目指す留学生の受入れと授業のハイフレックス化体制を整え、アフターコロナを見据えた教育展開の充実を図りました。
今後とも、江戸川学園の教育・研究をさらに発展させ、より一層社会に貢献してまいりたいと考えております。
皆様におかれましても、本学園の活動にご理解を頂きますと共に、引き続きご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。