平成18年度決算報告

平成18年度決算報告

平成19年5月24日(木)に開催された評議員会ならびに理事会において、当学園の平成18年度決算(案)が承認されました。つきましては当学園の1.財産目録、2.貸借対照表、3.資金収支計算書、4.消費収支計算書を掲示いたします。
平成18年度における江戸川学園の大きな動きとして、まず、江戸川短期大学については平成18年度に学生募集を停止し、平成19年3月で在校生が全員卒業したことから、文部科学省の認可を以て廃止いたしました。施設・設備面では、平成18年度に2学部5学科に改組した江戸川大学において、大学機能の強化・拡充の為、大学研究棟の改修(教員研究室、会議室増設、サテライトスタジオ新設)、大学講義棟の改修(心理学関係実験室新設を中心とした改修)を行いました。また、江戸川女子中学・高等学校においては、新校舎を建築し平成19年4月から教室として使用しています。一方、江戸川大学総合福祉専門学校では、平成19年4月に社会福祉士一般養成施設として「通信課程」「通学課程」を設置、また、児童福祉科の定員倍増を実施し、その為の新校舎・学生ラウンジを新築いたしました。
この様な活動の中で、平成18年度決算の概要につきまして、消費収支計算書に基づき説明いたします。まず、収入面ですが、収入の大半を占める学生生徒納付金収入につきましては、江戸川大学で37百万円、江戸川女子中学校で14百万円、江戸川学園取手中・高等学校合計で33百万円増加しましたが、学生募集を停止した江戸川短期大学で203百万円大幅減少となり、また、江戸川女子高等学校、江戸川大学総合福祉専門学校でも若干減少したことから、当学園全体では5,280百万円計上、前年度比181百万円の減少となりました。また補助金収入につきましても、江戸川大学で34百万円増加したものの、江戸川短期大学で61百万円減少し、学園全体では1,224百万円、前年度比28百万円の減少となりました。その他の収入については、退職金社団等交付金の大幅増加等から学園全体で前年度比264百万円増加し618百万円を計上しました。その結果、帰属収入全体としては、7,121百万円を計上、前年比度55百万円の増加となっております。
一方、支出面につきましては、人件費が学園全体で前年度比81百万円増加の3,665百万円となりました。退職給与引当金・退職金を除いた、教員・職員人件費だけでみても、江戸川大学・江戸川短期大学で前年度比27百万円、江戸川女子中学・高等学校で前年度比15百万円増加し、また、退職金も前年度比55百万円増加しました。教育研究経費は2,065百万円を計上、前年度比126百万円の増加となっております。詳細をみると、江戸川女子中学・高等学校、江戸川学園取手中・高等学校で大規模修理を実施し修繕費で46百万円、また、江戸川大学では減価償却費が重なり38百万円、それぞれ前年度比増加しました。次に、管理経費は627百万円を計上、前年度比55百万円の増加となりました。以上、人件費、教育研究経費、管理経費、その他の経費を合わせた消費支出合計額は前年度比189百万円増加の6,384百万円となりました。
この結果、帰属収入から消費支出合計額を差し引いた経常収支は738百万円の黒字を計上しましたが、各学校において新校舎等を建築したことにより基本金組入が1,261百万円発生した為、帰属収入から基本金組入を差し引いた消費収入合計額は前年度比894百万円減少の5,861百万円を計上しました。更に、消費収入合計額から消費支出合計額を差し引いた消費収支差額は523百万円の支出超過となりました。以上が平成18年度決算の概要です。