平成20年度決算報告

平成20年度決算報告

平成21年5月29日(金)に開催された評議員会ならびに理事会において、本学園の平成20年度決算(案)が承認可決されました。ここに本学園の財産目録、貸借対照表、資金収支計算書、消費収支計算書を掲示させていただきます。
平成20年度における江戸川学園の新たな動きとしまして、まず、江戸川大学においては、開学20周年(平成22年度)記念事業の一環として、世界最高の品質(ドイツ製)を誇る人口芝グラウンドが完成いたしました。また、人工芝化に合わせてグラウンド面積も拡張された為、サッカー公式試合等の開催も可能になりました。工事費用として後援会・同窓会から多額の寄付を頂戴しています。また、講義棟の外壁等防水・改修工事を実施致しました。江戸川女子中学・高等学校においては、現講堂の隣接地75坪を購入致しました。本物件購入により、手狭で老朽化した講堂の新築並びに拡張計画がより具体化してきました。また、江戸川学園取手中・高等学校においては、平成20年3月に完成した自然科学棟(図書館、物理・化学実験室)が医進コースに力をいれる江戸取の新しい顔として稼動し始めました。最後に江戸川大学総合福祉専門学校においては、懸案だった管理棟の外壁等防水・改修工事を実施致しました。
この様な活動の中で、平成20年度決算の概要につきまして、以下に消費収支計算書にもとづき説明いたします。まず、収入の大半を占める学生生徒等納付金収入につきましては、定員を充足している大学で65百万円、女子校で6百万円と増加しましたが、取手高は66百万円、専門学校は83百万円と大きく減少したことから、学園全体では前年度比78百万円減少の5,127百万円を計上いたしました。その他の収入においては、寄付金収入が78百万円(8百万円減少)、補助金収入が1,230百万円(11百万円減少)、資産運用収入が102百万円(16百万円増加)、事業収入が132百万円(1百万円増加)、退職金社団等交付金が73百万円(153百万円減少)となり、その結果、帰属収入全体としては、6,936百万円を計上、174百万円の減少となっております。
一方、支出面につきましては、人件費が学園全体で263百万円減少の3,590百万円を計上いたしました。前年に比べて退職金が減少(103百万円)したことが大きな要因ですが、各校においても人件費圧縮に努めました。教育研究経費は2,134百万円となり、100百万円の増加となりました。詳細をみると、校舎等を改修したことにより、修繕費で大学が66百万円、専門学校で17百万円増加致しました。次に、管理経費は591百万円、6百万円の減少となりました。以上、人件費、教育研究経費、管理経費、その他経費を合わせた消費支出合計額は178百万円減少の6,346百万円となりました。
この結果、帰属収入から消費支出合計額を差し引いた帰属収支差額は590百万円の黒字を計上しましたが、取手中・高の自然科学棟、女子中・高の隣接地購入等もあり、この為、基本金組入額は545百万円となり、最終的に、当年度消費収入超過額は45百万円の黒字計上となりました。以上が平成20年度決算の概要です。